2003年1月号【2】

伝説の「ヌカ釜」発見


ヌカ釜とはヌカ(籾殻を燃料にごはんを炊いていた)昭和30年頃、田舎の稲作農家の家に行けば見なれた物だった。高度成長期日本の電機メーカーは電気炊飯器を作り生活が一変した、母親が朝早く起きなくてもごはんが炊けている非常に便利な時代になったが、時間を掛けて美味しいごはんを炊く姿は消えた。
この度ご縁があり
小出家発祥の地「樽本」でヌカ釜を見つけることが出来ました。昔の製法でごはんを食べる私の夢はここに叶った。 

燃料となるヌカ(籾殻)をいれます。

2〜3回研ぎ、30分ほど浸します。水加減は米の上に手の平を置き、手首まで水を入れます。

ヌカ釜は鉄で出来ています。作ってから50年近く経っているので錆が出ていますが丈夫に作られているのでまだまだ使えます。下の方から火をつけます。

「初めちょろちょろ中ぱっぱ赤子が泣くとも蓋とるな!」
初めは弱火で中〜終わりにかけて強火、吹きこぼれたら火を消し、蒸らし中は蓋を取ってはいけませんと言う意味

蓋を取る時はドキドキです「炊けていてくれ」を願いを込め蓋を取ると、光輝くコシヒカリが炊きあがっていました。早速その場で味見、釜で炊いた特有の香り、初めての感動、私(信行)が27年生きてきた中で一番美味しいお米を食べた瞬間でした。おこげが出来ていて香ばしい、何より寒いところで約1時間半待ち炊きあがり、冷えた体に温かいごはんは美味しかった。

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